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    くるみを含む食事による多価不飽和脂肪の長期的摂取が2型糖尿病患者の代謝パラメータに及ぼす影響

    2009/04/30

    発表年月 2009年4月
    書名 Eur J Clin Nutr.2009 Aug;63(8):1008-1015
    著者 Tapsell LC, Batterham MJ, Teuss G, Tan SY, Dalton S, Quick CJ, Gillen LJ, Charlton KE
    研究機関 Smart Foods Centre, University of Wollongong, Australia
    概要 くるみからの多価不飽和脂肪酸(PUFA)の摂取レベルを常に高くすることで、2型糖尿病の代謝アウトカムにどのように影響するかを評価した。インスリン治療を受けていない肥満の糖尿病患者50名を、対照食群、毎日くるみ30g(1 oz強)を摂取する群に無作為に割り付け、1年後の体重、体脂肪、内臓脂肪組織、糖尿病の臨床マーカの変化から群間差を評価した。
    結果 くるみ群の PUFA摂取量は対照群より有意に多かった。これはくるみ摂取によるもので(12カ月間の食事由来 PUFAの67%)、空腹時インスリン値の低下率は対照群よりも有意に高くなった。この結果から、くるみ等のホールフード(丸ごと食品)を利用した食事管理は、2型糖尿病の空腹時インスリン値の維持に役立つことが示唆された。