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    カリフォルニアくるみ年間収穫量は増加の見込み

    2018/09/03

    米国農務省農業統計局カリフォルニア事務所(USDA NASS-CA)カリフォルニア州が、現地時間 8月31日に、2018年産くるみの年間収穫量は 690,000トンの見込みと発表いたしました(※1)。2018年度の収穫量は2017年度の10%増、2016年度の 689,000トンより 1%弱増加の見込みです。カリフォルニア くるみ協会 (the California Walnut Commission: CWC) の議長、ビル・キャリエール氏は「今年はカリフォルニア産くるみの主要マーケットの3か国で関税が引き上げられた結果さまざまな課題に直面しているものの、国内外におけるカリフォルニア産くるみの需要は引き続き高まると考えています。カリフォルニアくるみは優れた品質と味わいで今後も世界的な需要に応えていくと確信しています」と述べています。

    CWCは、中国、インド、トルコの関税引き上げの影響を慎重にとらえながら、現在進められている交渉により問題は解決していくとの見方をしています。同協会は、米国農務省、議会指導部(Congressional Leadership)、米国通商代表部(United States Trade Representative : USTR)に積極的に働きかけ、産業界の抱える問題を訴え、関税対策、救済措置についても議論を進めています。CWCは、今回の関税引き上げ対象国を含め、現在マーケティング活動を行っている全ての輸出国において引き続き支援活動を行います。中国、インド、トルコの 3か国は、2017年産くるみの市場シェア 15.4%を支えていました(※2)。

    カリフォルニアくるみ委員会(the California Walnut Board: CWB)のディレクター兼CWCCEOであるミシェル・コネリーは、「一部の海外市場における課題はあるものの、根強い消費者需要や近年の画期的な商品開発がカリフォルニアくるみ産業の追い風となっています」と述べています。また「食事や間食に栄養と食感を与え、さまざまな健康効果をもたらすカリフォルニアくるみは世界中の消費者に愛されています」と加えました。

    米国内では、CWBが 9月より広告キャンペーンを展開し、カリフォルニアくるみの認知を喚起します。広告は、ケーブル・テレビの食およびライフスタイル関連の番組とデジタル・メディアで配信されます。小売店における販促活動については、2月の心臓月間(American Heart Month)と、その他年間を通じた企画を幅広く実施します。日本を含む海外市場においては、CWCが、秋から冬にかけて雑誌・新聞・オンライン広告、小売店での販促、セミナーなどの活動を対消費者、対企業に向けて引き続き実施します。

    カリフォルニア州のくるみ産業は、州を縦断するセントラルバレーと呼ばれる地帯の 4,800軒の生産者と約100社の加工、販売企業から成り立っています。カリフォルニア産くるみの供給量は、米国内では 99%、世界的には 2/3にのぼります。同産業は、年間 15億ドル(出荷ベース)の収入と85,000人の雇用を創出しています。

    (※12018カリフォルニアくるみ年間収穫予想レポート(2018 California Walnut Objective Measurement Report)は下記ウェブサイトで公開(英語のみ)。

    https://www.nass.usda.gov/Statistics_by_State/California/Publications/Specialty_and_Other_Releases/Walnut/Objective-Measurement/201808walom.pdf 

    (※2)2017年9月から20187月実績

     

    【カリフォルニアくるみ委員会について】
    カリフォルニア くるみ委員会(The California Walnut  Board: CWB)は、1948年に設立された連邦政府管轄のマーケティング機関で、生産者や企業を代表し、米国内でのくるみの需要創出活動を担っています。CWBは、対消費者マーケティング、収穫やポスト・ハーベストに関する調査、規制・通商の統括などを行っています。詳しくは、https://walnuts.org/(英語のみ)

    【カリフォルニア くるみ協会について】
    カリフォルニア くるみ協会 (The California Walnut Commission: CWC)は、カリフォルニア州のくるみ生産者と加工・販売業者を代表する機関で1987年に設立されました。カリフォルニア州農務局の管轄のもとに各種調査・研究、輸出相手国での啓蒙活動を行う非営利団体です。日本国内では、カリフォルニア産くるみの需要拡大を目的とする宣伝、PR、販売促進、調査などを企画実施しています。海外では日本のほか、ドイツ、スペイン、中国、韓国、インド、トルコ、イギリス、EUに代表事務所を置き、良質なカリフォルニア産くるみを広めるためのさまざまなマーケティング活動を行っています。