ナッツは思ったより低カロリー?!
最近の研究によりくるみのカロリーが従来の数値よりも21%少ないことが判明
USDAがくるみの代謝エネルギーを見直し

2015/12/08 体重管理

『Journal of Nutrition』に発表された最近の研究によると、くるみのカロリーは現在USDAが定めている数値よりも少ないことが明らかとなったi。1食分(1オンス=約28グラム)のくるみのカロリーは146カロリーで、現在使用されている185という数値を39カロリー下回るという結果が示されている。この研究は、米国農務省(USDA)農業研究局の上席研究員で生理学者のDavid J. Baer博士により行われた。

従来、くるみのカロリー価は19世紀後半に開発されたアトウォーター係数を用いて決定されていた。この係数は、多くの食品の代謝エネルギー(実際に体内で使用可能なエネルギー)の算出に用いられている。Baer博士の研究によって、くるみの代謝エネルギーはアトウォーター係数による推定値よりも21%少ないことが明らかになった。

「今回の研究結果によって、くるみの摂取が必ずしも体重の増加につながらない理由が説明できるかもしれません」とBaer博士は述べている。「癌ii iii ivや心血管疾患v vi vii、認知症viii ix xのリスク軽減を含め、くるみの摂取が数多くのメリットをもたらすことを考えると、この研究結果によって、くるみを日常の食事に取り入れる際に消費者が抱きがちなカロリーに関する懸念が和らげられるかもしれません」

この結論に至るまでに、研究チームは18人の健康な成人について調査を行った。各被験者は、くるみを含まない栄養管理食3週間、1.5食分(42グラム)のくるみを含む栄養管理食3週間の2パターンの食事をランダムに割り当てられた。いずれのパターンの食事についても実験期間中の各被験者の合計カロリー水準は一定に保たれた。栄養管理食、くるみ、便および尿の標本が採取され、ボンベ熱量計で熱量が測定され、そのデータを用いてくるみの代謝エネルギーが算出された。

この研究は、くるみが体重管理に果たす有益な役割を裏付けるこれまでの研究結果を理解する手がかりとなる。くるみは、食物繊維(1オンス当たり2グラム)やたんぱく質(1オンス当たり4グラム)の手軽な供給源となるだけでなく、心臓や脳の健康に関与する植物由来のオメガ3脂肪酸の1つであるα-リノレン酸を多量に(1オンス当たり2.5グラム)含んでいる。xi

研究結果に対する理解を深め、今回のカロリー計算の方法が他の食品のカロリー計算にどのような影響を及ぼすかを見極めるにはさらなる研究が必要である。

Baer博士の共同執筆者:USDA食品成分健康研究室(Food Components and Health Laboratory)Sarah K. Gebauer博士、Janet A. Novotny博士

この研究は、USDAカリフォルニアくるみ協会から一部資金提供を受けて行われた。

●本件に関するお問合せ●

カリフォルニア くるみ協会 日本代表事務所
担当:中川 聡美/金子 美和
TEL:03-3505-6204、FAX:03-3505-6353
Email: uniflex@sb3.so-net.ne.jp
http://www.californiakurumi.jp/