くるみの健康効果
カリフォルニアくるみも、健康意識の高まりと共に、多くの方から注目を集めています。
そこで、医療や健康管理、食品研究など各専門分野でご活躍中の「スペシャリスト」の方から、健康や生活に関してのご意見やアドバイスを頂き皆様にお届け致します。
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医学博士・脳神経外科専門医・健康スポーツ医
プロフィール 第1回目のスペシャリストは、山王クリニック〔東京都港区〕の山王直子院長。 生活習慣病対策に関しての著書もおありになる山王先生に、「健康と食生活」の基本についてお話しいただきます。改めて、日々の生活と健康について見直してみませんか?
三話連続:次回は2週間後に更新予定
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毎日の食事が私たちのからだの健康を守っています。やはり気をつけたいのは、その食事の内容です。多くの品目の食品をバランスよくとること。一つの食品で健康にいい、痩せる、ガンにならないなどのうたい文句は疑ってみたほうがよさそうです。加工食品をなるべく避け、自然の食品を多くとること。特に野菜には、重要なビタミンや抗酸化物質がたくさん含まれています。人間を始め、ほとんどすべての生物は、呼吸して、酸素を使って体の中で栄養分を分解し、エネルギーを得て生きています。この酸素が他の物質と結び付くことを「酸化」と言います。たとえば鉄がさびるのは酸化作用です。人間の体は、約60 兆個の細胞からできていますが、その一つ一つの細胞が血液から酸素と栄養分を受け取り、酸素で栄養分を分解してエネルギーを得て生きています。このエネルギーを作り出す過程で発生する有害物質が「活性酸素」と呼ばれるものです。生きていくために吸った酸素の中から毒性の強い活性酸素という物質が作り出され、これが細胞を傷つけて、ガンや心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病の発生にも関わっています。さらにシミ、シワの原因となったり、老化のスピードを早めていると言われています。
植物は光合成を行うことによって、生きていくのに必要な栄養を自ら作り出していますが、同時に紫外線刺激から発生する活性酸素から身を守るために、ビタミンC やカロテノイドなど、抗酸化物質をたくさん作って蓄えています。ですから、野菜や果物を食べる事によって、抗酸化能を高め、ガンや生活習慣病からからだをまもり、若さを保つことができるのです。現在アンチエイジングの面からも、この抗酸化物質に熱い視線が注がれています。抗酸化物質にはたくさんの種類があり、ビタミンC 、ビタミンE 、セレンなど、と植物由来のカロテノイド、ポリフェノール、フラボノイド、カテキン、アントシアニンなどです。そして合成の物質からとるよりも、天然の野菜からとるほうが、多くの種類の天然抗酸化物質をバランスよくとることができます。とくにくるみにはコレステロールを下げる働きのあるα- リノレン酸〔オメガ3 (n- 3 系〕脂肪酸〕に加え、くるみポリフェノール、カルシウム、鉄分など一粒にぎっしりと栄養が詰まっています。そのままでも手軽に食べられますので、忙しい朝食に取り入れてみてはいかがでしょう。
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